2013年2月5日火曜日

Buddy Miller - The Majestic Silver Strings

 Bill Frisell、Marc Ribot、Greg Leiszという「くせ者弦楽器奏者」を従えた、現代カントリーシーン最重要人物Buddy Millerの2011年作。
アメリカーナという言葉がこれほどまでにしっくりくるレコードは近年そうそう無いのではという一枚。


 ギター弦のパッケージを模したジャケット。
「Premium Quality, Silver Wound Music, Heavy Gauge」。何ともシャレが効いております。



趣味の良い古いアメリカの映画館へ迷い込んだかのような1曲目のワルツチューン。空間を自在に行き交うペダルスチールの音色、気がつけば古い映画で見たアメリカーナな街並にタイムスリップしたような錯覚を受ける。映写機がカタカタと立てている音に吸い込まれていくような。

 しかしここはJohn Zorn、The Lounge Lizards、NY地下出身の奇人2人に、Bon Iverなどの作品にも参加する世界で最もオルタナなスチール奏者が集まっているのだ。ただのカントリーミュージックで終わる訳が無いとだけ付け加えておく。
 

 オルカン、アメリカーナファン必携レコ。



 こんな風に歳取りたい。

 岡田

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